ゲストOSの時間がずれる問題

VMware ServerのGuest OSの時間が大幅にずれる問題はあちこちの掲示板で書かれているが、どうも効果的な方法がないようだ。私も以前、ゲストOSのカーネルを再構成(もちろんLinuxの場合だが)を試みたが、若干の改善はするものの根本的な解決になっていなかった。ましてや、ゲストOSがWindows系だと手も足も出ない。ゲストOSの時計が狂うと何かと不便だし、気にもなる。

余談になるが、同じVMware仮想マシン製品でもVMware Serverでは時間がずれるが、VMware Playerでは時間がずれないような気がする。VMware Serverは無償製品なので、あえて差別化のためにわざと時間がずれるようにしてるのだろうか? ESXは使ったことがないので分からないが、データセンタのサービスなどでも利用されているESXでもゲストOSの時間が大幅にずれるようでは使い物にならないし、そのような書込みは見たこと無いのでESXでは起きていないのではないかと思う。また、VMware Playerは無償ではあるが仮想アプライアンスのエンジンとなるので、これも時間がずれてしまってはVMware社のビジネスモデルが成り立たない。もし、そうであればVMware社はゲストOSにおいて時間をずれないようにする方法を知っていることになるが....。

仮想マシン専用のホストを購入して、VMware Serverを入れて使い始めているが、Windows 2000 ProfessionalをゲストOSとして「デーモン・マシン」として24時間連続稼動させている。この仮想マシンでどれ位時間がずれるかというと、300秒できっちり100秒食い違いで出てくる。(実際には200秒しか立っていないので、仮想マシン上の時間は300秒が経過している。)正確に150%進む! これではW2K上で特定時間に起動するサービスやタイムスタンプを利用するソフトウェアは利用できない。