2008-01-01から1年間の記事一覧

Ubuntuのカーネル再構築

以前、Redhat系のCentOSのカーネルを再構築したが(「CentOSのカーネル再構築」)、今回はUbuntu(Debian系)の再構築を試みた。 カーネル本体はディストリビューションとは独立しているので基本的なやり方は同じだが、Debianではカーネルの再構築用のユーテ…

UNIXのディレクトリの意味

先日、ある講習会に出ていたら「最近のエンジニアは意味も分からず英語を使っている」という話が出て来た。私自身も含めて全く同感!と思って聞いていたのだが、例えば米国人が好むTLA(3文字略語)*1も、新人エンジニアとかと話をしていると元の単語を知ら…

浮動小数点の精度の確認

C言語における浮動小数点の精度を確認してみた。検証した環境は、 プロセッサ Intel Core2 Duo OS Ubuntu 8.04 AMD64 コンパイラ gcc version 4.2.3 (OSはVMwareの仮想環境で、ホストOSはFedora 8 x64)この環境で次のプログラムを実行した。 #include <stdio.h> #in</stdio.h>…

起動時のファイルの自動マウントについて

Linuxをブートしたした時にISOイメージファイルやHDDイメージファイルを自動的にマウントして利用する方法をメモしておく。(超小技程度の話なのだが、どうもautomountの設定をしようとすると毎回、基本的なところから調べなおしているので、ちょっとメモっ…

VMware Server 2.0 RC2を使ってみる

VMware Server 2.0 Release Candidate 2(RC2)が出ていた。RC1の後は製品リリースかと思ったいたがVMwareも引っ張るなぁ。製品リリースはVMworld 2008の開催中かな。インストールしてみたが、見た目とか機能的には余り大きな変化が感じられなかったが、VI W…

ふろく:レスキューモードの起動手順

■ Fedora-8のインストールDVD メニューから“Rescue installed system”を選択 言語を選択”Japanese” しかし日本語使えないというメッセージが出る キーボードの選択。日本語キーボードであれば“jp106” ネットワークを使うかどうか。修復作業中に使わないので…

LinuxにおけるgrubによるMBRの修復方法

「LinuxにおけるMBRのまとめとバックアップ方法」で調べたとおりHDDの先頭セクタに置かれるMBRはLinuxがブートするためには(Windowsでも)大変重要な512バイトになる。ここが壊れるとシステムがブートしなくなる。従って、LinuxにおけるMBRのまとめとバック…

VMwareゲストの論理ボリュームを圧縮する方法

私はVMwareのゲストとしてLinuxをインストールする際に特に理由がない限り論理ボリュームマネージャ(LVM)は使わない。少しでもゲストOSの負担を減らすため。そのためにズーっと気がつかなったのだけども、ゲストのLVMを使ったファイルシステムはvmware-too…

MBRのバックアップ

以下のサンプルには、ファイルシステムを通さず、HDDに対して直接データを書き込むものがある。下手をするとファイルシステム等の内容を破損して、最悪の場合システムが立ち上がらなくなることもあるので、実行する場合は自己責任はもちろんのこと、細心の注…

LinuxにおけるMBRのまとめとバックアップ方法

ブート方式も間もなくMBRからEFIへ移行しようとしているし、GRUBもGRUB 2へ移行しようとしているので、MBRとGRUB 0.9xについて今さら調べても仕方ないのだが、ちゃんとまとめておいた方がいいと思い、ちょっと調査してみた。また、後半はMBRのバックアップに…

3種類のbusyboxは何が違うのか?

今日は大変つまらないことで恐縮だが、常々疑問に思っていたことをちょっと調べてみた。主にinitrd環境などで使うbusyboxというコマンドがある。1つのコマンドでlsやcat、shなどの250種類以上ものコマンドの機能を実現するスイス製アーミーナイフのようなコ…

busyboxとは

busyboxについてのおさらい。 busyboxは1つのコマンドで、lsやcat、shなどの250種類以上のコマンドの機能を実現している。使い方は以下の通り。 先ず、インストールする。FedoraなどのRedhat系では次のように実行する。 [root@fedora-8 ~]# yum install busy…

bashの関数は再帰呼び出しが可能か

bashで本格的な数値演算プログラムとかを組む人は少ないだろう。本格的にプログラムするのであればCとかJavaとか使うだろうし、スクリプトで組むとしてもPerlとかが一般的ではないだろうか。だからbashで関数を使う人なんてそれほど多くはないと思う。 なの…

物理ディスクと仮想ディスクの完全互換は何につかえるか

何に使えるかって、こんなに便利なことはないと思う。仮想マシン自身大変便利な環境でほぼ毎日、仮想環境を使っている。仮想環境ではディスクを移動したりコピーしたりが自由に、しかも非常に簡単にできる。しかし、その仮想ディスクが最終的には物理ディス…

ホスト上のHDDイメージファイルをゲストマシンでマウントして使う

ゲストマシンの仮想ディスクをホストマシン上でマウントして使えるということは、その逆も可能、ということになる。例えば、ここに壊れたノートPCのHDDがあって(HDDは壊れていないこと!)、それをもったいないので仮想マシンで使おう、という場合を考える…

ゲストの仮想ディスクをホストでマウントして使う

VMwareのフラット・ディスクはHDDのイメージそのもの、ということは、わざわざゲストマシンを立ち上げなくてもホストマシン上でマウントして使えることになる。 HDDのイメージファイルをマウントして使う方法はいくつかあるが、ここでは一番手間のかからない…

VMwareの仮想ディスクをLinuxでマウントして使う

タイトルが良くなかった。「VMwareの仮想ディスクをLinuxでマウントして使う」のであれば、vmware-mountというコマンド使えば簡単に出来る。ここに書いてあるのはその逆で、Linux上のHDDのイメージファイルを仮想マシン上(ゲストOS上)の仮想ディスクとして…

追記(2008/07/28)vmware-vdiskmanagerコマンドと組み合わせれば

こんなページを見つけた。仮想ディスクの小技 vmware-vdiskmanagerコマンドについては、そう言えば以前、仮想ディスクをオフラインでデフラグするときに使ったような気もするが余り深く調べなかったので忘れていた。上で紹介した、物理ディスクイメージと仮…

program list of "partinfo"

#! /bin/bash # print Partition Information of HDD MBR # partinfo Ver. 0.002 (2008/08/08) # Copyright (C) 2008 Adsaria # This program is free software; you can redistribute it and/or modify it. # This program is distributed in the hope that…

パーティション情報を表示する partinfo

partinfoはMBRや各拡張パーティションにあるパーティションテーブルの情報を表示するためのコマンドである。パーティションテーブルの構造を勉強する目的で作ってみたシェルスクリプトである。デバイス・ファイルやイメージファイルを指定したり、他のコマン…

HDDイメージファイルをマウントして使う方法

小容量HDDの内容をddコマンドで物理イメージを丸ごとバックアップしたファイルがあった。 [root@linux ~]# dd if=/dev/sdb of=hdd.img bs=512M このHDDのイメージファイルはLinux上でマウントしてファイルシステムとして利用できる。(追記:この応用としてV…

Source list of "setconfig"

#! /bin/bash # setconfig Ver. 0.001 (2008/07/20) # Copyright (C) 2008 Adsaria # This program is free software; you can redistribute it and/or modify it. # This program is distributed in the hope that it will be useful, but # WITHOUT ANY WA…

サービスの設定を簡単にする setconfig コマンド

Linuxでサービスの設定や解除を行う場合、GNOME等の"サービスの設定"ツールとかを使うのが一般的だが、遠隔からコマンドラインで設定したり、シェルスクリプトから設定する場合は結構手間がかかる。Redhat系の場合は、"chkconfig"というコマンドを使って一つ…

Linux Kernel 2.6.25でもVMware Toolsが使えるようになった

Fedora 8やFedora 9では既にカーネルが2.6.25になってしまっている。これらのOSをゲストとするとVMware Toolsがインストールできない、といったトラブルが続いていた。マウスのオペレーションがちょっと不便だったのと、テキストのコピー&ペーストができな…

vmware-vmrcというリモートコンソールの本体だけを使う

2009/02/02 vmware-vmrcを単体で使うよりもvmplayerをvmware-vmrcの代わりに使う方法もあった。詳しくは“VMware Playerをリモートコンソールとして使う”を参照 VMware Server Web Accessを使って先ず仮想マシンを起動して次にRemote Consoleを表示する、とい…

VMware Server 2.0 RC1を使ってみる

7月1日にVMware Server 2.0のRC1(Release Candidate 1)が出た。ちょっと忙しくてインストールできなかったが、週末にちょっと試してみた。今回のRC1のリリースで嬉しいことが2つあった。 コンパイルエラー無し(もちろんパッチ無し)でVMware Serverをイン…

LinuxをUSBメモリにインストールする

Windows PEをUSBメモリから立ち上げようとして、2年ぶり位にUSBメモリを買いに行ったら、なんとUSBメモリが劇的に安くなっていて感激した。前回1GBのメモリを買った時は、1万円弱くらいだった記憶がある。今回はElecomの4GBのUSBメモリが2,600円程度である。…

initrdでLinuxを使う方法

initrdの状態でLinuxを使う方法を試行錯誤してみた。例えば、initrdの環境でbashを使えるようにするとか、ちょっと遊んでみた。 ■ 先ずはinitrdについての基礎知識 initrdはLinuxが起動するときに使う最初のファイルシステムでメモリ上に構築される。そのた…

今月はMicrosoftに貢献してしまった

今月はMicrosoftの製品を随分買ってしまった。Windows XP Professional 2本、Winows Vista Home Premium 1本、Office 2007 Personal 2本。(と言っても合計金額は10万円以下ですが。)Windows XPは6月30日で出荷終了となる(はず)。流通在庫もあるだろうか…

HDDからWinPEをブートする

ここ1週間ほどモンモンと悩んでいたのはWindows PEをリムバーブルディスク(もしくはUSBメモリ)からブートするのができなかったこと。HDDからのWinPEのブートは2段階で試してみた。 内蔵HDDからのブート ⇒それ程問題なく実現 外部HDD(もしくはUSBメモリ)…