DynabookSS 3480 は蘇ったか

さて、Mobile Pentium III 600MHz、搭載メモリ192MBのDynabookSS 3480はどうなったか?
ネットワークブートしてvmplayerが動いてる状態でのメモリの使用状況は

ubuntu@diskless:~$ free
             total       used       free     shared    buffers     cached
Mem:        190520     187232       3288          0      31516     109716
-/+ buffers/cache:      46000     144520
Swap:            0          0          0

なんと、46MB程度しか使ってない。95MBをtmpfsとして確保しているので、メモリとしてはあと50MBある。これであれば、メモリがネックで速度の低下を引き起こすことは無さそうだ。
ちなみに、起動時間(BIOSからブートがスタートしてからvmplayerにゲストOSの画面が表示されるまでの時間)は124秒だった。HDDからWindows 2000を立ち上げてvmplayerを起動しても128秒なので殆ど同じだ。Windows 2000の方も結構チューンはしているので、このスペックのマシンでは起動時間はかなり早い方だと思う。しかし、これ以上の改善の余地は少ない。性能が同じであれば、有償ライセンスが必要なOSをThin Clientのベースに使うのはもったいない。Linuxで十分だろう。
参考までにThin Clientとして定常的に動いているプロセスの数は、

ubuntu@diskless:~$ ps ax | wc -l
46

41個だった(ps、wc、リモートログインで使っているssh×2、bashを除く)。

さらに参考までに“DynabookSS 1610 11L/2”(Pentium M 733 1.1GHz)では約60秒だった。また、仮想マシンを使ってメモリ量を変えて起動してみたが、128MBまではOKでった。96MBになると一応は動くが挙動不審となる(vmplayerがフルスクリーンで起動しなかったり。)

ノートPCも5万円で買える時代なので、ここまで苦労する必要もないかも知れないが、古くなったPCを活用するのも、個人的にも会社としても大切かも知れない。(特に不景気だし。)