FC6のインストール

インストール自身は全く何の問題も無かった。(実際、インストールの途中でハングするという現象があったが、原因はHDDのモバイルラックの接触不良だったようだ。モバイルラックのスロットを変えたらスンナリとインストールできた。モバイルラックも便利ではあるが、機械接点が増える訳だから、こういったトラブルも出てくるのだろう。)

通常にインストーラを立ち上げて、オプションパッケージを全部外して最短インストールにした。インストールが終わって、初回のブートをする前にHDDをDynabookSS 3480に戻してからブート。

ここでちょっと問題が発生。(想定内だったが。)インストールしたPCとDynabookSS 3480ではグラフィック・チップが違うのでX Windowが立ち上がらない。普通は「X Serverに問題が発生したのでX Serverの起動を止めます」といったメッセージが出て、コンソールのloginプロンプトになるのだが、今期は何回も起動を試みて、一向にLogin画面にならない。仕方ないのでネットワークからSSHで入って、/etc/X11/xorg.confのVideo Deviceを取りあえず"vga"にしてリブートしてみた。

私としてはvgaモードでX Windowが立ち上がることを期待していたのだが、「X Serverに問題が発生したのでX Serverの起動を止めます」が出て、コンソールloginになった。そこで、DynabookSS 3480で使われているグラフィック・チップを調べたところ「S3 Savage IX」だったので、/etc/X11/xorg.confのVideo Deviceを"savage"にしてinit 5を実行したら、問題なくGNOME画面になった。(Inspiron 1501で色々試行錯誤したお陰で、10分足らずで問題解決できた。もし、Inspiron 1501で苦労してなければ、ここで挫折していたことだろう。)

あとは細かい調整をしておしまい。ちなみに、xorg.confの内容は以下のとおり。

# Xorg configuration created by system-config-display

Section "ServerLayout"
	Identifier     "single head configuration"
	Screen      0  "Screen0" 0 0
	InputDevice    "Keyboard0" "CoreKeyboard"
EndSection

Section "InputDevice"
	Identifier  "Keyboard0"
	Driver      "kbd"
	Option	    "XkbModel" "jp106"
	Option	    "XkbLayout" "jp"
EndSection

Section "Monitor"
	Identifier   "Monitor0"
	ModelName    "LCD Panel 1024x768"
	HorizSync    31.5 - 79.0
	VertRefresh  50.0 - 90.0
	Option	    "dpms"
EndSection

Section "Device"
	Identifier  "Videocard0"
	Driver      "savage"
EndSection

Section "Screen"
	Identifier "Screen0"
	Device     "Videocard0"
	Monitor    "Monitor0"
	DefaultDepth     16
	SubSection "Display"
		Viewport   0 0
		Depth     16
		Modes    "1024x768" "800x600" "640x480"
	EndSubSection
EndSection