HP Deskjet 990cmを入手した

分解したDeskjet 990cm


ちょっとブログの書き込みをサボっていた。実はHP Deskjet 990cmを拾ってきたのでクリーニングに夢中になっていた。

個人所有のHewlett-Packardのプリンタは10年以上前にDeskjet 300J(記憶が定かではないがだったと思う)を使ったきり、その後はなぜかCanon(Lasershot LBP-1110、PIXUS iP4100)ばかりになってしまった。 300Jの印象は余り良くない。当時、プリンタはレーザービームが主流で個人が自宅で利用するのには手が出なかった。インクジェットが出始めて廉価版の300Jが出たので購入した。廉価版と言っても当時は最新型の人気商品だったが、通常の文字印刷でもインクが滲む、白黒写真などで黒ベタが多い物を印刷すると、もう紙はビショビショの状態だった。葉書も利用できるフィーダーが付いていたのだが、紙送りが上手く行かずに、何枚の年賀状をダメにしたことか。年賀状を上手く印刷するには、人が横で1枚1枚「ちょっと押しながら」差し込んでやる必要があったので、だったら年賀状を手書きで書いた方が早かったのではないか?と思った位だった。

なのでHPのプリンタには余り良い印象がない。だから300J以降の機種についてはあまり良く知らなかった。拾ってきた990cmも電源を入れるとそれらしく動いているものの、カートリッジのインク残料が無く殆んどカスレテいるし、左側後部からは緑色のインクが溢れ出た痕跡があり、このままでは部屋に入れる気にはなれなかった。貼ってあるヨドバシの保証シールから購入は2001年だと分かるので「だいぶ古いなぁ」と、どうするか思案しかねていた。ただ、ネットで検索するとHPの3桁シリーズは人気がありDeskjet 990は良くできているという投稿が多かった(でも私の使っていた300Jは押お世辞にも名器とは言えないが....)ので、クリーニングしてみることにした。

ネットを検索するうちに「hp deskjet 990cmを分解清掃してみた」というページを見つけて参考にした。正直、このページがなかったらクリーニングはしていなかった(出来なかった)と思う。大変参考になった。ただ、このページを書いた飾屋氏はヘッドクリーニング・ユニットまでは取り外していなかったようで、廃インクパッドを無理矢理引っ張り出して洗浄していたようだ。私もその程度の清掃でも良かったのだが、いくらバッドを引っ張っても出てこない(無理矢理引っ張るとやぶけそうだった)ので、ヘッドクリーニング・ユニットも外すことにした。

990cmは殆んどネジを使わず、色々な部品がツメで固定されている。生産効率を高めるためだろう。保守マニュアルとかがあれば簡単に分解出来ただろうが、手探りで分解方法を見つけていくのは正に「知恵の輪」と同じだ。まぁ、何とかヘッドクリーニング・ユニットも取り出すことができ、全て綺麗に水洗いできた。勿論、ついでにローラー類の糸屑や毛も取り除き(どうも猫を飼っていた家で使われていたらしい)、組み立てた。まるで新品のごとくピッカピカだ。インクカートリッジも新品に交換したら、いい感じで動いている。(それにしてもHPのインクカートリッジは高いなぁ。運用コスト考えたらチョッときつい。)家にはPIXUS iP4100があるので、990cmはオフィスに持っていって使っている。5年前のモデルと割り引けば、結構いい。