LBP-1110をFedora 7で動かす

Fadora 7のCUPSにはLBP-1110のドライバは入っていない。キャノンのホームページを見てもLBP-1110用のLinuxドライバは影も形もない。ただ、LPB-1110の後継機のLBP-1120のCAPTドライバは配布されているので、これを何とか使えないかと思う。(今回はFedora 7のマシンに直接LBP-1110を繋ぐのではなく、ネットワーク上にあるDynabook SS 3480に対して印刷データを送り付けるだけである。Dynabook SS 3480はWindows 2000をOSとしていてSMBでプリンタ共有をしている。)

CAPTドライバのダウンロード

キャノンのホームページよりLBP-1120用(というかCAPT対応プリンタ用)ドライバをダウンロードしてくる。ダウンロードしてくるのは以下の2つのパッケージ。

cndrvcups-common-1.50-1.i386.rpm
cndrvcups-capt-1.50-1.i386.rpm

早速、共通パッケージから展開する、が、

# rpm -ivh cndrvcups-common-1.50-1.i386.rpm 
エラー: 依存性の欠如:
        gtk+ は cndrvcups-common-1.50-1.i386 に必要とされています
        libgdk-1.2.so.0 は cndrvcups-common-1.50-1.i386 に必要とされています
        libglib-1.2.so.0 は cndrvcups-common-1.50-1.i386 に必要とされています
        libgmodule-1.2.so.0 は cndrvcups-common-1.50-1.i386 に必要とされています
        libgtk-1.2.so.0 は cndrvcups-common-1.50-1.i386 に必要とされています

と、エラーが出る。「ソフトウェアの追加・削除」でgtk+x86_64)とgmodule(libglade、i386x86_64)をインストールしてから再度展開する。

# rpm -ivh cndrvcups-common-1.50-1.i386.rpm 
準備中...                   ########################################### [100%]
   1:cndrvcups-common  ########################################### [100%]
#

今度は問題ない。
次にCAPTドライバ本体の展開。

# rpm -ivh cndrvcups-capt-1.50-1.i386.rpm 
準備中...                    ########################################### [100%]
   1:cndrvcups-capt      ########################################### [100%]
#

こちらはすんなりと。ドライバのインストールマニュアルに従って、CUPSサービスを再起動。

# service cups restart
cups を停止中:                                             [  OK  ]
cups を起動中:                                             [  OK  ]

あとはパネルメニューから「システム」→「管理」→「印刷」を起動してプリンタの設定を行う。上のCAPTドライバをインストールすると印刷ツールで「製造元」としてCanonを選ぶと「モデル」に

LBP1120 CAPT ver.1.3
LBP1210 CAPT ver.1.3
LBP2900 CAPT ver.1.3
LBP3000 CAPT ver.1.3
           :
LBP5300 CAPT (UK)

という項目が表示されるので、LBP-1120を指定してインストールした。