Inspiron 1501の限界

2ヶ月半以上、このブログをサボっていた。DELL Inspiron 1501にインストールしたFedora 7も、その上で動かしているVMware Serverも問題なく安定して動いているので、何も書くことが無い、というのも理由だが、この間、Ecllipseを使い始めたりJavaを使い始めたりしたのだけど、仕事も忙しく、こちらのソフトウェアネタは書いていなかった。

仮想マシンは個人で使うにも色々と使い勝手が良いと思う。ノートPCのInspiron 1501をホストとして暫く使っていたが、用途に合わせてOSを変えることができ、今までのPCのように1つのOSの中に何でもかんでもソフトウェアをインストールする必要もない。OSもアプリケーションに合わせて(デーモンやサービス等を)最適化できるのも嬉しい。何よりバックアップが簡単だ。仮想マシンディレクトリ単位でtarかzipにまとめてコピーをとれば済んでしまう。また、そのファイルを必要に応じて別の物理マシンでも実行できるし。(VMwareの場合はVMware Playerの環境でも動かすことができるので重宝だ。)

ただ、Inspiron 1501を仮想マシンのホストとして使っていて、次の2つが問題となって来た。

  1. ちょっと遅い
  2. ノートPCなのでHDDは1つだけで、バックアップに手間がかかる

速度については私のInspiron 1501はCPUとしてAMD Turion 64 X2 TL-56(1.8GHz)を採用しているのでノートのスペックとしては早い方かと思う。しかし、VMwareを使っていて気がついたのだが、仮想マシン環境ではディスクのアクセスが結構ネックになっているような気がする。ディスクへのアクセスが物理HDDに対して1/20にもなってしまうこともあった。ノートPCのInspiron 1501は勿論2.5"のHDDであり5400PRMであり、もともとのスペックが低いのでそれが顕著に現れてしまう。

それとFSBDELLはInspiron 1501のFSBを公表してない。幾つかのショップのホームページで533Hzとか800MHzとか書いているのだが、出展はどこだか分からない。何でFSBについて疑問が出たかというと、メモリを増設しようとDELLのホームページを見たところ『メモリやプロセッサで533MHzのオプションを選択した場合でも、チップセットの仕様上、400MHzとして動作します。』という注意書きがあった。ノートでも幾つかのモデルではFSBを公表しているが、Inspiron 1501に関しては言及していないところ見ると、余り胸の張れる数値ではないのかも知れない。この様な注意書きがあるということは、AMD Turion 64 X2 TL-56はFSB533MHzで動作するがInspiron 1501では400MHzで動作しているというちょっと情けない状況である。(こういった情報はオプションパーツのところに小さく注意書きで書くのではなく、製品の購入申込みの仕様のところに大きく書いておいて欲しいものだ。)

バックアップに関しては内臓HDDが一台しかなく、これが壊れれば全てのデータもサヨウナラとなってしまう。私の場合、デスクトップ等では同サイズのHDDを2台一組として、1台をバックアップ用としている。バックアップの手間とかを考えるとHDDでHDDのバックアップを取るのが一番コスト安と思う(自分自身の"人件費"も含めて)。ノートでもUSBで外部HDDをつければいいのだが、そこまでやるなら仮想マシンのホスト用として非ノートPCを買った方がいいだろう、ということになった。