fstabで空白を含むpathの記述

「/media/Fedora 8 x86_64 DVD」は空白を含んでいる。シェルからのmountコマンドであれば「\(バックスラッシュ)」でblankをエスケープしてコマンドに渡せる。ならばfstabも同様だろうと思って次のように記述してみた。

/home/media/F8.iso	/media/Fedora\ 8\ x86_64\ DVD	iso9660	loop,ro,noauto,user,nodev	0 0

するといきなりNGである。「おいおい」と思いつつ、「"/media/Fedora 8 x86_64 DVD"」(ダブルクォテーションで囲む)、「'/media/Fedora 8 x86_64 DVD'」(シングル・クォテーションで囲む)とやってみたが、これらもNG。「う〜ん」、URL風に「/media/Fedora%x208%x20x86_64%x20DVD」でもダメ。だめもとで「/media/Fedora\x208\x20x86_64\x20DVD」でもダメ。

歴史的にUNIXはパスに空白を入れるという習慣はなかったから「fstabでは扱えないのかなぁ、でも、シェルから直接mountするとマウントできるしなぁ」としばらく落胆していたが、ふと、UNIX時代の記述方法であれば出来るかもと思って実験してみた。8進数による記述である。「え〜っと、16進の20って、10進で32だから、8進で....40か」ということで

/home/media/F8.iso	/media/Fedora\0408\040x86_64\040DVD	iso9660	loop,ro,noauto,user,nodev	0 0

Congratulations! 出来ました!

だいたい、fstabのman pageを見ると第6フィールドはdump対象かどうか、っていうのか未だに残っている。今時、あんまりdumpを使っているというのも聞いたことがない。(dumpは便利なコマンドで、UNIX系のコマンドでは好きなコマンドなのだが。ネット見ていると、最近はtarやSystem V系のcpioの方が多いようだ。) 大体、8進を使おうって人もいないだろう....。