ISOイメージを参照するようにする。

まず、ISOイメージファイルをローカルにマウントして参照出来るように準備する。最初にFedora ProjectのホームページからISOイメージをダウンロードするか、DVDからISOイメージをコピーする。ここではFedora-8-x86_64-DVD.isoという名前のファイルに保存する。次の例はDVDからISOイメージをコピーする場合。

# dd if=/dev/sr0 of=/home/DVD/Fedora-8-x86_64-DVD.iso bs=500MB

次に適当なディレクトリにISOイメージをマウントする。ここでは /media/Fedora8 とする。

# mkdir /media/Fedora8
# mount -o ro,loop /home/DVD/Fedora-8-x86_64-DVD.iso /media/Fedora8

なお、定常的にISOイメージをマウントして使うのであれば /etc/fstab に次の一行を加えておく。

/home/DVD/Fedora-8-x86_64-DVD.iso	/media/Fedora8	iso9660	ro,loop	0 0

先程同様に"ソフトウェアの追加と削除"(pirut)を起動し、〔編集〕メニューから〔リポジトリ〕管理画面(リポジトリーマネージャー)を起動する。〔追加〕ボタンを押して「新リポジトリーを追加」画面を出す。先程設定したISOイメージのマウント先のディレクトリを指定する。

〔OK〕ボタンを押し、リポジトリーマネージャーで今設定した項目(この場合はFedora-8-DVD)にチェックがついていることを確認して閉じる。

以上で終了である。あとはこの設定のまま使えばいい。
なお、動作で、/etc/yum.repos.d/Fedora-8-DVD.repo というファイルが生成される。(多分、テキストエディタで直接作っても良いかと思うが、未確認。)

# ls /etc/yum.repos.d/
Fedora-8-DVD.repo        Fedora-install-media.repo  fedora-updates.repo
fedora-development.repo  fedora.repo                fedora-updates-testing.repo

# cat /etc/yum.repos.d/Fedora-8-DVD.repo 
[Fedora-8-DVD]
enabled = 1
name = Fedora 8 DVD
baseurl = file:///media/Fedora8
gpgcheck = 0

なお、DVDの内容は基本的に変わらないので生成された定義ファイルに"metadata_expire=-1"を追加しておいた方が良いかも。