Ubuntu 8.04 β + VMware Server 2.0 β2

Fedora 8 + VMware Sever 1.0.5 で安定して動いているので、UbuntuVMwareのホームページを見ていなかったが、久しぶりに見てみたら Ubuntuの次のLTS(Long Term Support)となるUbuntu 8.04のβ版がリリースされていた。一方、VMwareのホームページではつい最近VMware Server 2.0 β2がリリースされていた。両方ともまだベータ版だが、これは楽しくなりそうだ。

12月に仮想マシンサーバとしてP5K-VMベースのPCを購入した際にOSとしてUbuntu 7.10を使おうとした。しかし、Intel G33チップセットに内蔵されているグラフィックスアクセラレータ(GMA 3100)との相性が悪い(時々画面出力が無くなる)ので、最新のドライバが使えるFedora 8にした。なぜUbuntuが良かったよいうとVMware ServerのサポートしているホストOSとしてUbuntu 7.10がリストに載っているからだ。(VMwareのマニュアルに書いているからには、あの「any-any-update」のようなパッチも要らない違いない。)以前、Ubuntu 7.10をインストールしてから4ヶ月経っているのでUbuntu 7.10でもIntel GMA 3100が動くとは思うが、取りあえずFedora 8で安定してるのでそのままにしていた。(Redhat系(Fedora)からDebian系(Ubuntu)に変更すると運用管理も変わってくるので、ちょっと腰が引けている部分もある。)

Ubuntu 8.04の特長は色々あるが、私としてはカーネルが 2.6.24-12.13ベース(実際にインストールすると 2.6.24-16)になっている位だろうか。一番8.04で嬉しいのは何と言ってもLTSであることだ。

Fedoraを使っていて良い所は最新のハードウェアに対する対応などが早いこと、ソフトウェアの更新が頻繁にあること、なのがだ、逆に良くないところはソフトウェアの更新が頻繁にあるところ、サポート期間が短いことである。特にカーネルのバージョンアップが頻繁にあり、その度にVMwareの再設定をしなければならない。Ubuntu 7.10をノートPCで使っているが、ソフトウェアの更新はFedora程多くはない。(FedoraRedhatの実験的OSの要素が強いので、常に新しい機能を追い求めていて、その分、どうしてもソフトウェアの更新が多くなってしまう。Redhat系で安定性を求めるのであればCentOSだが、こちらはFedoraに比べて2〜3世代ほど古いので、最新のハードでなければいいのだけど....。)

VMware Serverは2008年3月28日に「β2」がリリースされた。以前、「β」の時にインストールしようとしたがしょっぱなから出鼻をくじかれて、早々に諦めた。(Fedora8へのVMware Serverのインストール) βのリリースが2007年11月12日で4ヶ月以上経っているのでだいぶ良くなっていることを期待したい。β2のマニュアルを見るとUbuntuでサポートしてのは7.10までで、LTSになる8.04はリストに載っていない。今はβ2なので、Release CandidateやGAまでに8.04がリストにのって欲しいなぁ、と淡い期待を持っている。

VMware Serverは2.0からx86_64(amd64アーキテクチャ版のバイナリが出る。1.xまではゲストOSにx86_64は使えたがVMware本体はi386アーキテクチャのバイナリしか用意されていなかったのでホストへのIOなどのモニタが介在する処理のパフォーマンスが向上するのは?と思っている。また、リモートコンソールもWebベースのインタフェースになるようだ。