Ubuntu 8.04 β + VMware Server 2.0 β2の課題点

どちらもまだ詳細まで使っていないので何ともいえないが、こんな感じだろうか。

Ubuntu 8.04βについて

Ubuntu 8.04βには満足している。ソフトウェアの更新で、更新できないソフトウェアもあるようだが、これはβ版なので詳細までのバージョンの整合性が取れないせいかな?と推測する。DELL Inspiron 1501で最も鬼門だったATI RS485(Radeon)もATI社のProprietaryドライバで外部モニタへの出力も含めて難なく動いた。

VMware Server 2.0β2について

VMware Server 2.0β2も大きな問題はないが、Ubuntu 8.04との組合せではvsockモジュールが組み込めないのがちょっと問題だが、VMwareの人が「vsockはデフォルトのサービスでは現在使われていない」という位なので特ににこの機能がなくても大丈夫だろう。また、VMware Server 2.0のリリースまでには直る可能性が高い。
ゲストマシンでネットワークアダプタが追加できないバグとかがあるが、これは(当然)リリースまでには修正されると思う。

パフォーマンスについて

パフォーマンスの観点からはちょっと問題あり、という感じだ。ポイントは2点ある。
1点目は、今回は基本的には機能テストが中心なので物理マシンとしてDELL Inspiron 1501を使った。CPUにAMD Turion 64X2 TL-56 1.8GHzを搭載していると言っても、やはり所詮はノートPCだ、メモリスピードは400MHzしかない。(本体のカタログにはFSB 533MHzと書いてあるのに、増設メモリのカタログには「プロセッサで533MHzのオプションを選択した場合でも、チップセットの仕様上、400MHzとして動作します」って書いてある。普通、購入前に増設メモリのカタログなんて見ない。DELLに「やられた!」という感じである。)また、2.5"のHDDなので、ここもボトルネックとなる。VMwareはIO周りがしっかりしたホストマシンでないときつい。

もう一つの原因は不明だが、Inspiron 1501の性能を差っぴいたとしても、1時間位使っていると極端にシステムが遅く(重く)なる。端末ウィンドウを出すだけでも30秒以上待たされるし、VIWAを閉じようとしても1分近くかかる。時々、マウスポインタも固まる。これは明らかにおかしい。freeコマンドやシステムモニタでメモリ状況やCPUの負荷を見ても、大した数字ではない。しかし遅い。Ubuntuが原因なのか、VMwareが原因なのか分からないが、両方ともβ版なので、まだ何かしらの問題を抱えているのかも知れない。