fglrxドライバのインストール

次はビデオコントローラのドライバを換える。尚、以下の操作は上の"ソフトウェアの更新(Update Manager)"を動かした後でないと上手くいかない。
デフォルトではXorgRadeon用ドライバがインストールされているが、このドライバだとRadeon Xpress 1150の機能を十分使えない(し、外部ディスプレを接続すると不具合がおきる)ので、AMD(旧ATI)が提供しているドライバ、fglrxドライバにする。Hardware Drivers([System]⇒[Administration]⇒[Hardware Drivers])を起動する。

"ATI accelarated graphics driver"の有効にチェックする。ドライバのインストールが始まるので、終了するまで待って再起動のメッセージでリブートする。

(ここで、本体ディスプレが灰色画面になり、いつまで経ってもシステムが終了せずリブートしなかったが、ノートを一旦閉めたらリブートした。)

再起動するとfglrxドライバが有効になっているので、Windowの現れ方などの視覚効果が良くなっている。しかし、画面のサイズが本体液晶の1280x800になっているため、1280x1024の外部ディスプレを接続しても1024x800が間延びして表示されるだけである。画面の設定ツール([System]⇒[Preferences]⇒[Screen Resolution])でも変更できない。画面の最大値が1280x800になっているためだ。

これを修正するには、/etc/X11/xorg.confを修正する。xorg.confのScreenセクションに、次の様に3行追加する。
オリジナルの/etc/X11/xorg.confのScreenセクション:

Section "Screen"
	Identifier      "Default Screen"
	Monitor         "Configured Monitor"
	Device          "Configured Video Device"
	Defaultdepth    24
EndSection

修正した/etc/X11/xorg.confのScreenセクション:

Section "Screen"
	Identifier      "Default Screen"
	Monitor         "Configured Monitor"
	Device          "Configured Video Device"
	Defaultdepth    24
	SubSection "Display"
		Virtual   1280 1024
	EndSubSection
EndSection

xorg.confを修正したら一旦ログアウトする(つまりXサーバを立上げ直す)。今度は外部ディスプレに1280x1024が表示され、本体ディスプレにはその一部が表示される。マウスと移動すると、本体ディスプレの表示エリアも移動する。

外出先で外部ディスプレ無しで使う場合は、Screen Resolutionツールで1280x800に切替えて使えばいい。