PostgreSQL/PostGISのインストール(パッケージ版)

PostgreSQLのインストール

まず、ベースとなるLinuxをインストールする。その際(=インストール時)に、追加パッケージを聞かれるが、ここではPostgreSQLを選択しないこと。なぜなら....

Ubuntu 9.10の標準パッケージをインストールするとPostgreSQLは8.4、PostGISは1.3.5になりそうだが、実はPostgreSQLは8.3をインストールしなければならない。標準パッケージのPostGISPostgreSQL 8.4をサポートしていないためだ。Ubuntuを起動して次のコマンドでPostGISが対応しているPostgreSQLを確認する。

root@postgis:~# apt-get update
root@postgis:~# apt-cache pkgnames | grep postgresql-\.*-postgis
postgresql-8.3-postgis

そこで、PostgreSQL 8.3をインストールしなければならない。(もし、既に別のバージョンのPostgreSQLがインストールされている場合は、別のマシンを使うか apt-get remove postgresqlで削除する必要がある。)

root@postgis:~# apt-get install postgresql-8.3

この時、PostgreSQL 8.3は最新版でないので 8.4へアップグレードするようにというメッセージが出るが、これは無視(メッセージ画面でを押す=リターンキーを押す)。

しかし、セキュリティパッチなどのアップグレードで勝手に8.4へアップグレードされても困るので、念のため8.3をインストール後、apt-get upgrade、apt-get distupgradeを実行したが、自動的に8.4へアプリケーショングレードされることはなかった。

PostGISのインストール

これは簡単。

root@postgis:~# apt-get install postgresql-8.3-postgis

このインストールで以下のパッケージも追加される。

libgeos-3.1.0
libgeos-c1
libproj0
proj-data
postgis
postgresql-8.3-postgis

これ以降の作業(PostGIS用データベースの作成等)はパッケージからインストールする場合も、ソースコードからインストールする場合も同じなので、(ソースコードからのインストールの後で)後方で挙げておく。
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