VMware Serverについて

VMwareについては特段ここで書くようなことも無いが、今回なぜVMware Server製品をインストールしようとしたかについて動機をメモしておく。

  • 大きな動機
  1. 仮想化技術の調査の一環として
  2. 実際に仮想マシン製品を利用してみる
  3. 旧PCで動いているソフトウェアをコンソリする
  4. ソフトウェアの評価環境を整える

仮想化技術に関してはマシンの仮想化の他にストレージの仮想化、ネットワークの仮想化、IOの仮想化と幅広いが、やはり先ずはマシン(サーバとは限らないのでマシンと書くが)の仮想化を押さえて置かなければ。もともと文献を読んだだけは納得できない性格だからとにかく利用して見なければ始まらない。
また、未だにWindows 2000ベースのマシンでいくつかのアプリケーションを利用しているので、仮想マシンを利用してみて問題がなければコンソリ(Consolidation:整理統合)してしまいたい、とも思っている。結構ライセンス的にも余っているのでもったいない。仮想マシンがなければ実際の物理マシンがなければ利用はできないが、仮想マシンを使ってライセンスあれば利用し続けることができる。Windows 2000もいくつか余っているし、Officeのライセンスもいくつか余っているので、利用できれば嬉しい。また、仕事で使っている会計ソフトとかも(XPではもったいないので)2000のマシンで動かしているが、マシンが古いので動作が遅い。Inspiron 1501(Turion(tm) 64 X2 Mobile Technology TL-56)で動かせればパフォーマンス的にも向上できる。
最後の使い方としては、ソフトウェアの評価用である。評価版のソフトで期限付きのものがあるが、一旦期限が来てしまうと再インストールができない場合がほとんどだ。仮想技術がなければもう一度OSをインストールしなければならないが、仮想マシンを使えば、インストール直前の状態でスナップショットを保存しておいて、評価期間が過ぎたらスナップショットをコピーして再インストールして使える。これで、期限を余り気にせずにソフトウェアの評価ができるようになる。特にVMwareの場合はVMware Serverで作成した仮想マシンのスナップショットを保管しておいて、VMware Playerで一時的に(デモ的に)利用できればと思っている。

というのが、当面の目的。

  • 製品の選択

仮想マシンの製品と言えば、現在のところVMwareXenになってしまうのだろう。
最初、やはり評判の高いVMwareを考えていたが、VMware ServerがホストOSとしてLinuxを選択できることを見落としていて「結局WindowsのServer製品を購入しないと利用できないのか」と思っていた。ネット調べたらWindows 2003であれば、10万円以下で購入できるようなのでそれでもいいか、と思っていたが、良く見るとVMware ServerはLinuxをホストにできるということで、ガゼン力が入った。
VMware製品でFreeのものは、ServerとPlayerということだが、Playerは仮想アプライアンスなどのVMを「利用」するのが目的かと思う。ServerがLinux上で動けばServerでVMを作成してPlayerで実行するということも可能かも。
XenのFree版製品はXen Expressだが、ホストにWindowsとか使えないようである。(Xenの場合はハイパーバイザ方式なのでホストOSという言い方は正しくはないが、ドメイン0で動作するOSが実質的にホストOSという意味になるので、ここではホストOSと書くが。)実際ダウンロードしてWindows XPでインストールして見ようとしたが、出来そうもなかった。(やり方が悪いのか?)
Xenに関しては当面、オープンソース版のXenを使って見ることにする。オープンソース版はFedora 7にもバンドルされているのでインストールやアップデートに関して頭を悩ます必要はなさそうだ。