VMware Toolsを忘れずに

インストールが終わってVMware Serverを立ち上げると、あとは(マニュアルを読まなくても感覚で)大体は使いこなせる。VMを作ってあとはゲストOSをインストールするだけである。とりあえずWindows 2000 Professionalをインストールしてみた。
「あれ?」画面サイズが640x480から変えられない。Windowsの画面プロパティには800x600もあるのだが、800x600を選択しても強制的に640x480になってしまう。(選択できると言っても640x480と800x600の2種類しかないが、その2種類すら変えられない。)「無償版のソフトウェアだから制限があるのかしらん。」と半分諦め&呆れモードになっていたところ、もう一度、
仮想化技術 Expertを見直したところ、どうも「VMware Tools」というものをインストールすれば良いらしいと分かる。「はて、そんなソフトあったっけ?」とVMwareのホームページとかを見てみたが見当たらない。本には「VMware Toolsをインストールしろ」とは書いてあるが、そのソフトが何処にあって、どういう風にインストールすれば良いかが書いていない。

どうも「ゲストOS」上でインストールするものらしい。それらしいウィザードの画面も出ている。「ひょっとして」とVMware Server Consoleのメニューを調べてみると「VM」のところに「Install VMware Tools....」というのがあった。これを指定すると、インストールしたゲストOS上でVMware Toolsのインストール・ウィザードが開いてインストールが始まる。VMware Toolsをインストールしたあと、Windows 2000の画面プロパティを開くとなんと640x480から2360x1770まで12段階が指定できるようになった。(かつて、こんなに多くの画面サイズがしてできるPCは見たことがなかった。)

VMware Toolは画面サイズだけでなく、Consoleの操作もグンと向上する。インストール前は一々マウスのイベントをキャプチャモードしてゲストOSを操作して、Ctrl-AltでホストOS上に戻ってこなければならなかったため、操作しにくかったが、VMware Toolsをインストールした後は自動的にマウスのキャプチャやリリースをしてくれる。

WMware Toolsは忘れずに。