Free Wireless Access Point

都内などで仕事をしていると「セキュリティで保護されていないワイヤレスネットワーク」が結構見つかる。その中でも無償でアクセスポイントのサービス(?)を提供しているものもある。例えば「FreeSpot」などがある。私が仕事で使う駅の近くのレストランでも使えるのでアクセスポイントを使うために食事することもたまにある。(インターネットに接続するために食事とは豪勢だが、結構スパゲティが美味しい。)

ところが、セキュリティで保護されていない無線LANはデータをのぞき見られる可能性があるので、こういったアクセスポイントの利用は必要最小限、緊急時の時だけにしていた。FreeSpotのようなちゃんとしたサービスではサービス提供者がパケットキャプチャすることは無いと思うが、同じアクセスポイントを使っている悪意を持ったユーザがいるかも知れないし、FreeSpotをという名前を騙った「ハニーポッド」(というかPoison Pod、ポイゾンポッド)を作ってユーザIDとかパスワードを盗もうとするヤカラもいるかも知れない。

インターネットバンキングのようなサービスはSSLを使っているのでリスクは少ないとは思うが、それでも裸の無線LANで使うのは気持ち悪い。Webサービスやメールのサーバアクセスなどで暗号化しないでサービスを行なっているところも少なくない。メール等はメールの本文が暗号化されてなければ「どうぞお読み下さい」状態だ。(もっとも、家や会社で使っている有線のプロバイダサービスが安全か、と言えばこちらも多分に危険性をはらんではいるが、それでも裸の無線LAN環境よりはマシだろう。)

こういった、セキュリティで保護されていない無線アクセスポイントを安心して使うために、セキュアな通信を確保できるプライベートなアクセスサーバを構築しようと前々から思っていたが、なかなか時間がなくてできなかったが、今回、やっと構築できた。