Xen Expressのインストール作業

  • 先ずはHDDの交換

Inspiron 1501のオーナーズマニュアルで確認しながらHDDを交換。とても簡単。筐体裏面にあるネジは内部で直接HDDのネジ穴に固定していた、というのはちょっと驚きだった。DynabookなどはHDDは保護用フレームで覆われているので、交換するためにはネジを幾つも外さなければならないが、Inspironは4つで済む。設計屋さんから見れば寒心した作りではないのだろうが、私みたいなユーザにとっては嬉しい限りである。

  • Xen ExpressのProduct CDからブート

Xen Expressは2つのCDから構成されている。1つ目はXenの本体、及びドメイン0のLinuxの本体が収納されているProduct CD。2枚目はゲストOSのテンプレートなどが入っているLinux Guest Support CDである。
インストール自身はマニュアルの通り(というかマニュアルを見なくても多分、大丈夫)で非常に簡単なので、ここでのコメントはない。

  • Clientコンソールのインストール

Xen Expressでインストールするとドメイン0(ホストOS方式のホストOSに相当)はCentoOS 4.4をベースにしたLinuxの最小セットがインストールされる。このLinuxにはGUI(つまりXウィンドウ)は含めれておらず、本当に「仮想マシン・エンジン」の機能だけであり、管理は別のPCから行なう、と言うのがポリシーらしい。
仕方ないので、別のWindows XPのマシンにLinux Guest Support CDをセットしてXenServer Clientコンソールをインストールする。

以上でインストール自身は終わりである。非常に簡単。ただ、Xen専用のHDDを前提としてインストールしなければならないので、インストール自身は簡単だが柔軟性に欠けてしまう。以前、目論んでいたVMwareとのマルチOS環境を構築するのは一筋縄ではいかない。ぱた、専用HDDにインストールしても、パーティションの設定などを変更できないので、不便なところも色々とある。(特に、SWAPに関しては/var/swap/swap.00というファイルに指定されるているが、ルートパーティション自身が4GBしか取れていないのでSWAPは500MB程度に限定されてしまう。仮想マシンはそれぞれのディスクのSWAPを使うためドメイン0のLinuxとしてはそれ程必要ないのだろうが、ちょっと寂しい。)